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Nothing to lose?

僕は無職です。




つかみはこれで良いと習いました。



と言っても僕は本当に無職でしかも大学を中退しているし何もない地方の実家暮らしでおまけに近所には異常者が多い。全員殺して俺も死ぬ。


近所に住む異常者たちの話はいつか書くとして、今回はポエムにまつわる高校時代の思い出について書きたいと思う。
初めから何言ってんのと思うかもしれないけど、前々からブログを始めようと思っていたのとアレがアレしていいタイミングだったから最初の題材にしようと思ったの。



高校時代はとにかくみんなガラケーをッチャと開いてポチポチとネットやメールをしてるという感じで、前略プロフィールを作ったり仲の良い友達同士でホムペを作ったり、mixiやモバゲーなんかも流行っていた。(先輩に勧められてmixiをやったけど奈良公園の鹿がボウガンで殺されたみたいなニュースに「犯人も同じ目に会わせてやりたい!」とか息巻いてる馬鹿中高生をdisってすぐやめた)

そんな中で、同じ世代の元運動部の人には馴染み深いであろう「ポエムが書いてある部活の画像」(以下部活画像)も同様に流行っていて、僕もご多分に漏れず何枚か持っていたし部活(としてやっているスポーツ)が好きだったのでそれらの画像を見てやるぞという気持ちになったりしていた。


こんなのや
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こんなのや
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こんなの
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1枚目の部活画像なんかはICHIGENとかいう人物の作品らしく、ICHIGENの部活画像はイラストやフォントなどが他の部活画像に比べて少しまともな感じがして小綺麗な印象から男女問わず割と人気だった(ICHIGENと言えば僕は大学時代1限の時間にさっぱり起きられなかった。)

しかし良い部活画像かそうでないかを分ける要素として一番重要なのはやはりポエムで、ここにグッとくる名言(のようなもの)であったりキャッチーなワード(らしきもの)が使われていると良い良いとなって部員のみんなでそれらを共有したりホムペに貼ったりと、あっという間に広まっていった。


それで前置きのようなものが長くなってしまったけれど、僕は高校時代この部活画像のポエムから始まったある出来事に思い出がある。

さっきも書いた通り当時は僕も部活画像を持っていて、それに励まされたりなど確かにあったけれど、その程度だった。部活画像に励まされている程度ならそれは健全だという証だ。もちろん大半の人たちは僕がそうだったように画像に励まされたり友達と教えあったりと健全な楽しみ方をしていた。しかし中にはアレな人たちがいて、そういう人たちは自分を励ましてくれる部活画像を愛しているうちに次第に画像から離れポエムの方を愛すようになり、ポエムという蜜を求めてどこかに飛んでいった。


そんな彼らがどこへたどり着いたか。
高橋歩である。
嫌だけど少しだけ紹介すると、高橋歩は「自称自由人」とかいう僕みたいなものにとっては聞いた瞬間ウッとなってしまうようなポジティブ教のおじさんでいかにもマルチ商法に精を出している人間がロールモデルとしそうな存在であり、そうですかというようなポエムを書いている。あとなんか沖縄でもめたりしたっぽい。はいおしまい。

高校3年生当時、部活画像に使用されていたポエムが高橋歩のものであることをたまたま何かで知ったのであろう同級生の数人が蜜と間違えこの厄介なコバエ取りに捕まってしまったようだということを知り、その後すぐにどうやらそれが数人などではないらしいということも知った。
その頃友達数人とホムペをやっていた僕は、クラスでの存在感があまりなくホムペを知っている女子などからはその内容から結構引かれていて普段から別に失うものがなかったため、これを生かして高橋歩と身の回りの信者を日記のネタとして取り上げ馬鹿にしてやろうと思った。
失うものがないとフットワークは軽い。すぐに「やってることが怪しい新興宗教の信者なんかと同じじゃん。気持ち悪い」というような日記を書き、これが書いていて楽しかったので、信者を教典で撲殺してやると鼻息を荒くした僕は煽るために次の日の日記に高橋歩のポエムが書いてある画像を貼り「最高~」と言ったりなどしていった。

もちろん同じ学年の高橋歩信者に見つけてほしくて日記を書いたのだけれど、ああいう人たちはナチュラルに高橋歩を見つけちゃうほどアンテナが高いわけで当然見つけるのも早く、ネタにした日記を書いた2日後くらいには辛抱堪らなかったのかなんとコメントで反撃をしてきた。要約すると「キモっ。つまんな」というような内容で、僕は興奮した。特にコメントは返さずとりあえず編集用ページでコメントの書き込みに使われた携帯の機種などを特定した。反応してきた時点でほぼ100%同じ高校で同じ学年の誰かだということはわかっていたけれど、機種がわかったくらいではまだそれ以上の人物の特定のしようがないのでとりあえず放置することにした。

それから数日後、僕が何の気なしに日記を見返しているとあることに気がついた。
反撃コメントを書き込んだのは多分女子だ。
よく見ていなかったから気づかなかったが、改めてコメントを読むと文体や言葉の端々から男の書いた文章ではない微妙なニュアンスというか何かを感じた。
女子。
あ、と思った。
なぜすぐに機種を検索しなかったのか。調べるとなんと反撃コメントに使われたのはディズニーモバイルだった。

BINGO~^^☆

当時ディズニーモバイルが発売されたばかりで女子にかなり人気があり、女子のためのものみたいなその機種を好んで買う男子などまずいなかった。つまり反撃コメントをよこした相手は女子なのだ。
これで女子なのはほぼ確定し戦う相手がぼんやりと見えてはきたが、肝心の人物の特定には未だ至らなかった。

段階を踏んで興奮してきた僕はもう詳細な特定がしたくなっていて、次の日には前略プロフィールを探っていた。使ってる機種は?という質問に答えている人も多かったし相手が女子だから。浅はかだしこれで絞れたらラッキーと思って始めたものの思ったより進まず3日くらい探ったけれど気づくと同じようなところを巡っているようになってしまった。この頃には日記も高橋歩に関係のない日常のことを書いていたしあのコメント以来相手の動きもなかったのでもう特定は難しくなってきていてこのまま流れちゃうのかもと思っていた。
それでも先に仕掛けた手前、反撃もされたしそもそも叩こうと思った割にはまだ全然叩けていないので諦めがつかなかった。「あと一つ何か手がかりが掴めたら個人まで特定できるのに」と、やき&もきであった。

諦めがつかなかった僕はその後も数日間日常のあれこれを書いた日記を更新する傍ら前略プロフィールを見たり見なかったりしており、リンクから飛んだり飛ばなかったりしていた。
もう半ば形だけになっていた特定への動きだったが、がっつかないときのほうがモテるみたいなアレで、それは諦めかけたときにやってきた。


僕と同姓同名の前略プロフィールをみつけたのである。

僕は前略プロフィールなど作ったことがないので初めはどこかの同姓同名の人物が作ったのだと思ったが、覗いてみるとこれがなんと違った。それはどこからか拾ってきたダサいホストのような風貌の高校生の自撮りとともに明らかに僕へ向けた悪口の数々で構成されており(僕が通っている高校名とクラスも書いてあった)、驚くべきはなんと最終更新日が反撃コメントが書かれた日と同じだということだった。プロフィールには「クールを気取っていて云々」などご丁寧にも長く書いてあったので反撃コメントと文章の特徴を比較しやすいようになっており、最終更新日や文章から反撃コメントと同一人物と見て間違いないだろうと考えた。

何度も言うが僕には失うものがなかったのでこんなことをされてショックという気持ちは全くなく、諦めかけていたところでの進展だったのでむしろ喜んでこれをネタに日記を書いた。叩けるのだ。高橋歩信者は高橋歩やその信者のことが好きではない人に対して反論ではなく悪口を書き込む上にこういうこともするんですよと日記を使って見せてあげればいいのだ。

日記は割りと読まれ、「俺はマジで創価学会を潰してえんだ」と口癖のように言っていた野球部のあいつや一緒にホムペをやっている友達から好評で、アクセス解析を見る限り相手にも届いていることは確実だった。つまり目的は達成されつつあった。
書いて1日しか経っていなかったが僕はこれに対して相手がなんと反応してくるのか楽しみで仕方がなかった。反応次第では相手が女子で前略プロフィールを作ったのは私だと自ら認める格好になるからだ。
しかし相手が前回のようにコメントで反撃をしてくることはなく、代わりに件の前略プロフィールがその日の下校までに削除されていた。
本当は反撃コメントを期待していたのでううんと思ったが、これはつまり反撃コメントの相手と前略プロフィールを作ったやつが高橋歩信者で且つ同一人物であるということを認めたという証拠だった。

僕は勝った気分になっていた。その日の日記で前略プロフィールが削除されていたこと、名言の類いに励まされるのはいいけど信じるのは違うし自分の言葉のように使ったりおすすめしてきたり他人を巻き込むのは宗教だということ、わけのわからない寒いポエムは名言でも格言でもないしその寒いポエムが載ったキモい本に金を出して友達に勧めて巻き込んで友達にも買わせて悦に入ってるのは怪しい新興宗教の教徒がするお布施とどう違うんだということ、というかそもそも「自称自由人」って何だよ。「自由」に他称が必要なの?わざとらしくおおっぴらに自称しないと「自由」になれないの?高橋歩の言う「自由」ってどの程度のどういう「自由」なの?本当に「自由」でお前らもそうなら今すぐ死んでみろよということ、高橋歩にハマっている人の中に友達がいるので早く気づいてほしいということを長々と書いて終わりにしようと思った。
実際高橋歩信者の中に隣のクラスの友達がいたことを知ってから少しキツいものがあったので一応形としては叩いたしそれでちゃんとネタができて言いたいことも言ったのであとはその友達が早く気づいてくれればいいかなという気持ちだった。
次の日、「良かったよ。また反撃あるかと思ったけど割りとあっけなかったね。それはそうと俺はマジで創価学会を潰してえんだよ」と野球部のあいつに言われ、創価学会についての話しを聞いたりなどして、僕の中でゆっくりと出来事が終わりつつあった。

一週間ほど経った頃には一連の日記の閲覧数は増え、ホムペのメールボックスに「友達のホムペから飛んできて日記見ました!よかったらメールしませんか?」と送ってきた隣県のJK(送られてきた写メを見たらすごいギャルで制服がコスプレにしか見えなかった)とメールをやりとりするまでになっていた。僕が。高橋歩パワーである。
しかしこのJKがわりとグイグイくる人でメールを始めて2日目にはもうやたら電話をしたがってきた。僕は女子と話すのが苦手だしちょっと出会いとかは興味がなかったので(すごいギャルだし怖い)、色々と理由をつけて断っていたらある日突然メールが途絶えた。薄情なやつだ、まあすごいギャルだし怖いから日記さえ見てくれればどうでもいいかと思って気にしないことにした。

数日が経った頃、夜の10時くらいに知らない番号から電話がきた。
怖すぎる。
ギャルJKかもしれない。やたら電話したがってたし。でもどうやって番号を調べたんだ。あのギャルはもしかしてヤクザと繋がってたのかもしれない。
めちゃくちゃ怖かったし無視するという選択もできたけど一応声だけ聞いてすぐ切ろうと思って僕は通話ボタンを押した。
結果としては間違い電話で、しかも相手は同じクラスの女子とその友達の女子数名だった。
スピーカーの状態で色んな人の声で僕に向かって同じクラスの友達(以下A)の名前をずっと呼んでいたので多分Aと間違えたのだろう。でも僕が彼女らに番号を教えたことはないのでなぜ間違えたのかわからなかった。
しかも女子たちはかなり酔っているっぽく、僕が「A(友達)じゃないよ」と何回か返しても「嘘つくな!飲んでるからうち来て!」「A今どこ!?」などと話にならなかった。
「本当にAじゃないよ、もう切るよ」と言ったときにはなぜか「うわwなんかずっとハアハア言ってるwwwキモwwww」と言われ、むかついたので切った。

翌日学校へ行くと友達に「女子が昨日間違い電話お前にかけちゃったら電話越しになんかハアハア言ってたとか言ってたよ(笑)」と言われた。僕は慌てて詳細を話し、友達は素直に「あ、そうなの?なんだじゃあ嘘かよ!(笑)」とわかってくれたようだったが、その日他の友達数人にも同じようなことを言われた。しかも話は盛られていた。僕は全員に同じように返したがこれが一体なんなのか、なぜ色んな人が知っているのかわからなかった。
当然Aにも言われたのでちゃんと最初から最後まで話したあと色々と聞こうとしたのだがAは本当に何も知らないようだった。
埒が明かないし意味がわからないので僕は本人に「昨日の何?っていうかなんで色んな人が知ってんの?」と聞いたが「あれ?ずっとハアハア言ってなかったw?宅飲みして酔ってたwwごめんwww面白かったから普通に話しちゃったww」と言っただけであっけらかんとしていたのでちゃんと否定しておいた。でもこの話が彼女の手を離れた今、誰と誰がこの話を知っているのか僕は知らないし今さら本人に否定してもあまり意味がないなと思った。
よくわからないけど次の日くらいまで他のクラスの友達とかにも同じことを言われその度に最初から話して否定するという面倒くさい作業を強いられた。意味がわからないまま否定だけはちゃんとしておこうと思って日記も更新した。同じクラスの女子がやっているホムペの日記でもネタにされていたのでそこに行ってそれもちゃんと否定した。失うものはないはずだったけれどなぜか嫌で少し焦っていて疲れた。




僕はこれらの出来事の少しあとになってから間違い電話をかけてきたあの女子がディズニーモバイルを使っていることを知った。使ってるところを見たから。僕が日記で反撃コメントを書いたやつの機種をバラすということをしなかったから彼女もバレることはないと思ったんだろう。あと間違い電話の件で色んな友達に聞いてわかったけど、あの女子を主犯として仲のいい高橋歩信者数名で話を流していたっぽいので複数犯だったみたいだ。てっきり狂信者一人の仕業かと思ってたんだけどこの出来事の最中も信者は増えててそこで組んだらしい。
あとメールをくれたギャルのJK、あれも恐らく主犯の仕業。遅いけど後でおかしいと思って調べたら自称してた高校と写メの制服が全く違った。あわよくばあの時点で騙して電話してネタにしようと思ってたんだろうね。これは気づかなかった僕も悪いけど。
これらを知って僕は大激怒して日記を使って全部バラして暴言を書きまくったり教室で暴言吐きながら友達にネタとして話してたら、絶対殺すとか思ってたはずなのに段々消化されてもういいや楽しいこと探そうとなった。もういいやとなりつつある自分にむかついたりしたけどそうなった。
野球部のあいつも「それマジでむかつくな。ところで俺はマジで創価学会を潰してえんだ」って言ってた。あとこれはマジなんだけど野球部のあいつは卒業のときに僕の卒業アルバムの寄せ書きに「俺とお前で創価学会をぶっ潰すぞ!」って書いてた。
卒業といえば主犯の女子は部活動で評価されて推薦で誰でも知ってる超有名大学に入ったよ。その後は知らないけどちゃんとしてれば大学卒業してもうすぐ1年になると思う。もしかしたらいい企業に勤めていい感じでやっていってるのかもしれない。
俺は全然無名の大学に入って色々あって2年で辞めた。悪くなかったよ。





終わりです。これからはこういう風に長くなるかもしれないけど思い出した話とか楽しいと思ったこととかを書いていこうと思います。

じゃあ調べてて懐かしかったし最後にとても良い部活画像を貼って終わりにします。



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脳んで